競馬場の装蹄師さんを尋ねて
使い終わった蹄鉄を使って、引退馬支援をしています。そのご縁でお会いした、装蹄師さんから、蹄鉄のお話を伺いました。
加工しやすいものを選定しながら箱詰めする作業をしつつ聞かせていただたのは、ただただ、ひとえに心を込めた馬への愛情(*^_^*)
蹄鉄は、けっこう頻繁に交換されるようです。3〜4週間が目安のようですが、早い仔は、2週間くらい?アルミが磨り減ってしまったり、癖のある仔は、変な削れ方をして傾いてしまうので付け替えになったり…。
落鉄しないように、痛くないように、走りやすいように…、かなりの細やかな気配りがなされています。
交換した蹄鉄は、すぐに処分はしないで、名前を書いて4本セットでレースに持っていくそうです。もし、落鉄しても、すぐレースで対応できるように直近で使っていたものは、置いておくのだとか。
これは、治療でも使うゴムの入ったもの。爪の病気で脚を着くと痛む場合、負担を軽減するそうです。
これは、脚を着くとどうしても部分的に当たって痛がるところをカバーしてあげる鉄板を付加しています。完全なオーダーメイド‼️
蹄鉄は、様々な種類があり、ダート専用のものは、芝だと滑って走れない…とか、溝の形や、鉄の幅が違ったり、元々の形も多数あるそうです!
それを爪の形に合わせて、細長かったり、どっしり丸みがあったり、ちょっぴり偏った形にストッパーも外れちゃうほど深く削り取られたり…(^◇^;)
…そんなエピソードをいくつもいくつも、それこそ、蹄鉄を手にしては、思い浮かべながら話してくださる装蹄師さんの、なんと温かくて優しい表情か…(*゚▽゚*)
使い終わった蹄鉄は、競走馬の個性や頑張り、そして、そのそれぞれに向き合って装蹄師さんが注ぐ愛情がたくさん見つけられます。
今回、蹄鉄アートで引退馬支援を…というお話をしたとき、
「馬のためになるのなら、是非!どんどん、やってください‼️」
と、二つ返事で協力くださいました(⌒▽⌒)
地方競馬の仔も、中央を走っていて、地方で再起をかけた仔も、分け隔てなく、注がれる愛情とケア。
脚元は、サラブレッドが能力を発揮するには欠かせないもの。大切な脚を守る方が、深い愛情と仕事への情熱がある方で良かった(*≧∀≦*)
加工して、販売し、売り上げは引退馬支援活動に使わせていただきます?