このたび、引退馬支援に力を貸してくださる馬主さんと、岩手の橘友和調教師の間で契約が成立し、ナグラーダは、岩手競馬でデビューを目指すことが決まりました💖
ナグラーダの現役時代
ナグラーダは、一口馬主の広尾サラブレッドクラブで2016年産駒として募集されたダンカーク産駒の芦毛牡馬です。
お母さんは、レフィナーダ。実は、私の師匠の出資していた愛馬で、現役時代は、超晩成でなかなか勝ち上がれず心配もした問題児だったぞと、よく聞かされたりしました(笑)
ナグラーダはなかなか成長できず、デビューも遅れて、中央では5戦しましたが、成績はイマイチ😅
地方(岩手競馬.橘厩舎)へ転厩し2勝して中央に戻るつもりでいたところ、転厩してまもなく、骨折が判明し、引退して乗馬になるため馬っこパークいわてにやってきました。
リトレーニングを始めるにも、まずは骨折を治さなくてはなりません。腫れを取りながら、環境に慣らすことから始まりました。運動できないストレスを発散させたり、食べ慣れないおやつを慣らしたり…。それから、少しずつリトレーニングを開始して、ビニール袋に慣らしたり、人に囲まれることに慣らしたり。
骨折治療も終盤に差し掛かる頃。ナグラーダは可愛いらしさや、懐っこい雰囲気を生かして乗馬の訓練をしながらも、セラピー馬やコンパニオンホースを目指すつもりでいました。
それでも、まだ若いナグラーダ。骨折が治れば元気もありあまり、やはり走り回りたそうなそぶりを見せます。そんな時は、馬っこパークの管理責任者 加藤さんと『現役復帰とかしたらすごい走ったりしてね⁉️』…なんて笑い話をしておりました。
だけど、ふと思ったのです。
『なぜ、現役復帰はできないの?』
そこから、競馬関係者、引退馬支援関係、一口馬主民、競馬ファン、カメラマン、馬主さん、牧場関係者、調教師さん、厩務員、一口馬主クラブ関係者、記者さん、ライターさん、牧場関係者…と、思いつく限りの方々に『骨折引退からの現役復帰はできるか?』を聞いて回り、障害がないことを確認して、このプロジェクトを立ち上げることにいたしました‼️
もちろん、環境や条件を確認しながらも、最終的には、ナグラーダの体調次第。だから、復帰に向けての調馬索などで調整しながらも、今日の確認と契約がなされるまでは、スタートが切れないプロジェクトでした🥺